12月10日、アクロス福岡の福岡シンフォニーホールへ
私が『神』と崇めるポーランドのピアニスト
クリスチャン・ツィメルマン様のリサイタルに3年ぶりに行ってきました。
中学生の時にリビングを通ってダイニングに行こうとした私の耳にテレビからピアノの音が。
「え?この美しい演奏は?」!と足が止まってしまいました。
1975年、ポーランド人として初めてツィメルマンがショパンコンクールで1位となったことを
報じるNHK番組をソファの背もたれから身を乗り出して聴き入っていました。
そんな大昔からのファン。
短大生の時から、大阪・倉敷・福岡・山口での公演は必ず行って、サインもらったり、プレゼントを渡したり・・・
私にとっての『神ピアニスト』であらせられます。
去年は行きそびれて悔し涙を流したので、今年は何としてでも!
しかも、ベートヴェン後期三大ソナタ!!
高校を休ませた娘と母と3人で行ってきました。
感想は。。。。
今まで聴いたことのない後期三大ソナタでした。。。。
Op.109の最初の音から「え?こんなPの音だったっけ?」
と耳が衝撃を受けるPの響き。
美しい、この世のものと思えない楽器の音。
ロマンチックなのに、ロマン的ではない歌と響き、周波数?
聴いている間中、頭と顔と耳がカアアー・・・と熱を帯びて
異常な興奮状態となってしまいました。
聴衆も若干の咳の音は楽章間ではあったものの、演奏中での凄い集中力。
今まで聴いてきた中で最高の演奏会だったと思いました。
気になったのは、挨拶後の振り向き方と退場時の歩き方が、何だかお腹を前に出すというか、
ほんの少し反り気味にギクシャクとした感じを受けたので、お腰を痛めておられる?と
思ったのですが、公演後、調律師の松原先生からFacebookを通じて
深刻な腰痛で三原市のコンサートは腰痛のため延期となったことを教えていただきました。
そんな、、、そんな不調を微塵も感じさせない素晴らしい演奏。
やはり、「神・ツィメルマン様」は、期待を裏切らないです。
ぜひ、みなさんもツィメルマン様の御威光に触れていただきたいと思いますね。
教室にツィメルマン様コーナーを設けますので、CDを借りて聴いてください。
そして、ゆくゆくは生ツィメルマン様の演奏をコンサートホールで聴きましょうね。
今回、購入した新譜です。
おまけ画像
コンサートは19時からですので、アクロスでのコンサートの時は必ず地下の“ミシェル”でディナー。
今回はハンバーグにしてみました。美味しかったです
ロビーのツリーたち。