40代大人レッスンのHさん。2年通って来てくださってます。
高校までピアノ続けていらっしゃいました。
お好きな曲を弾いてください、
とリクエストして演奏していただいたのが「トロイメライ」
ハイフィンガーで教えられた世代です。
音が硬い印象と共に、縦に捉えていらっしゃるな、と思ったので、
今はインヴェンションとギロックの抒情小曲集をお勧めしています。
ちょうど赤松先生の講座を私も受講していたので
フィードバック的にレッスンでお話しをし、実践しています。
チェンバロで演奏されていたバッハ作品は
手首は固定
3度以上の八分音符は切る
と教え込まれましたもんねぇ、私たち。
なので、
インヴェンションは
全ての八分音符を切る訳ではない
舞曲か宗教的な曲かを考える
1声、1声のアーティキュレーションを
「えげつないほど(赤松先生表現)」つける
という事にカルチャーショック。
ギロックでは
標題からのイメージを音型や和音を考えながら
どう音で表現するか、
そのために弾きかたや音の出し方をディスカッションしています。
どちらの曲もHさんも私も「ほおお〜、こんな音に。こんな効果が」
と一緒になって感心したり感動したりでレッスンしています。
楽譜と会話して、音をあーでもない、こーでもないと
色々工夫して演奏していること、
これが「楽しい」っていう事なんですよねえ〜
と、Hさんと話しています。
大人の方のレッスン、実は私もたっくさん勉強させていただけて
とっても楽しいです。